AI Teading - Teens自分の手でためすAI

1部 · AIってなんだろう

1.2

AIはどうやって学ぶのか

答えを書いてあげていないのに、どうやって学ぶのでしょう。重みをひとつ回してみればわかります。

P0 重みを合わせる

AIはどうやって学ぶのか

前のチャプターで、規則を手で書きこむ機械を見ました。規則をひとつ書けばひとつわかり、書いていないものはわかりませんでしたね。

学ぶ機械はちがいます。人が答えを書いてあげません。まちがえながら自分で直します。

どうしてそんなことができるのでしょう。思っているよりずっと単じゅんです。

どれくらいまちがえたかがわかればよいのです

まとがひとつあるとしましょう。そして回せる数がひとつあります。それを回すと、わたしの答えが左か右へ動きます。

この数を と呼びます。ある合図をどれくらい大事に見るかを決める数 です。つまみを回すように 少しずつ変えます。

どちらへ回せばよいか、どうしてわかるのでしょう。いまどれくらいまちがえているか だけを見ればよいのです。

これで全部です。本当にこれで全部です。

この「どれくらいまちがえたか」を と呼びます。

実習 P0

重みを回して まとに合わせてみましょう。音が高くなったら近づいているという意味です。

何回で当たりましたか。下のグラフがいましたことです。はじめは大きくまちがえて だんだんへっていく形、これが 学ぶときの形 です。

機械も同じことをします

じどうで合わせてみる を押してみたなら、すこしあっけなかったかもしれません。機械がしているのがこれなのです。

  1. すこし回してみる

  2. もっとまちがえたか、まちがいがへったかを見る

  3. まちがいがへったほうへ もうすこし進む

  4. また1にもどる

かしこいのではありません。速いだけです。 わたしたちが1秒に一回まわすあいだに、機械は1秒に何千回もまわします。

重みが二つになると

重みをもうひとつ を押してみましょう。きゅうにむずかしくなるはずです。

重みをひとつ回すと、答えが どちらも 動いてしまうからです。かた方を合わせると もうかた方がずれます。

本物のAIの中には、この重みがいくつあるのでしょう。何百でもなく、何百万です。もっと多いものもあります。

人がそれをぜんぶ回せるでしょうか。できません。だから機械が回すのです。

このチャプターのよりどころ

  1. 6 Samuel, "Some Studies in Machine Learning Using the Game of Checkers", IBM Journal of Research and Development 3(3) (1959)
  2. 7 Samuel, "Some Studies in Machine Learning Using the Game of Checkers. II — Recent Progress", IBM Journal of Research and Development 11(6) (1967)

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