写真は数だ
コンピューターは写真を見ることができません。コンピューターが知っているのは数だけです。
ですから写真をコンピューターに入れるには 数に変えなければ なりません。どう変えるのでしょう。写真を細かく切って、かけらごとに「このかけらはどれくらい明るいか」を数ひとつで書くのです。
ことばで言うとむずかしいのですが、自分で大きくしてみれば5秒でわかります。
四角ひとつがピクセルです
この四角ひとつを と呼びます。
0なら黒です。 光がまったくないという意味です
255なら白です。 いちばん明るいという意味です
そのあいだの数は灰色です。128ならちょうど真ん中あたりの灰色ですね
ピクセルをひとつ0に変えたとき、左の写真はどうなりましたか。そこが黒くなりましたね。
ここで大事なことに気づかなければなりません。写真を直したのではなく数を直したのです。 コンピューターにとって その二つは同じことです。
色は数が三つです
色 を押してみると、ピクセルひとつに数が三つあります。
赤がどれくらい、緑がどれくらい、青がどれくらい。この三つをまぜれば どんな色でも出てきます。
255, 0, 0 → まっ赤
255, 255, 0 → 黄色 (赤と緑をまぜると黄色になります)
0, 0, 0 → 黒
255, 255, 255 → 白
絵の具をまぜるのとは結果がちがいますね。絵の具はまぜるほど暗くなりますが、光はまぜるほど明るくなります。画面は絵の具ではなく光です。
では この数で何をするのでしょう
数の表になったので、これで計算ができます。
次のチャプターでは この数をかけたりたしたりします。それだけで写真の中の線を見つけ出すことができます。
このチャプターのよりどころ
- 20 NIST, "First Digital Image" · "Fiftieth Anniversary of First Digital Image Marked" (2007)