AI Teading - Teens自分の手でためすAI

3部 · 自分で学ぶAI

3.1

自分で学習させてみる

規則を一行も書かずに機械を教えてみます。ところが教えおわると、おかしなことがひとつのこります。

P6 自分だけの見分け機

自分で学習させてみる

1.1 でわたしたちは 規則を手で書きこむ機械とたたかいました。勝てば規則をひとつ入れて、するとまたべつの動物がいて。きりがありませんでしたね。

こんどは反対にしてみます。規則を一行も書かずに 教えます。

実習 P6

1番のところに名前を書いて、その品物をとるかえがくかして入れてみましょう。

わたしがしたことと しなかったこと

教えているあいだに自分がしたことを書き出してみましょうか。

わたしが しなかった ことはこれです。

1.1 の機械いまの機械
人があたえたもの規則写真
新しいものに出会うとわからない似たほうへ見当をつける
ふやすには規則をまた書く写真をもっととる

さいごの行がこのチャプターのすべてです。規則は人が書いた分しかふえませんが、写真はただもっととればよいのです。

下がっていったあの線

教える をおすと 線が一本下がっていきましたね。それはどこかで見ました。

1.2 で重みを回したときに見た まちがいの大きさ です。あのときわたしたちは重みを一つか二つ 手で回しました。回すと数がへったりふえたりしましたね。

いましたのは機械がそれをしたのです。ちがうところはひとつだけです。

1.2いま
重み2こ3,075こ
だれが回したかわたしが機械が
していることまちがえた分だけすこしずつ直す同じ

重みが三千こなら人には回せません。ひとつ回すたびに ほかがずれてしまうからです。だから機械が回します。学習とはそれです。 まちがえた分だけすこしずつ直すことを とてもたくさんくりかえすこと。

だれも正確には知りません

ここで 1.1 でのこしておいた おかしな行にもどります。

規則を知っている人 — だれも正確には知りません

機械が「これは消しゴムです」と言ったとき、どうしてそう答えたのかを聞いてみると。答えられるのは これくらいです。「数が3,075こ こう合わさったら そう出ました。」

その数をひとつずつのぞいてみても「消しゴムは四角い」のような文は出てきません。つくった人にも見つけられません。

AIは つくった人にも正確には見通せない答えを出すことがあります。 1.2 のチェッカーのプログラムがつくった人に勝ったのも 同じ理由です。

だましてみましたか

さいごの段かいで、品物をちがう場所に、ちがう背景に置いてみましたね。どうでしたか。

多くの場合まちがえます。では機械がだめなのでしょうか。

ちがいます。機械はわたしが見せたものを学びました。 いつも机の上の同じところでとっていたなら。機械は「消しゴム」ではなく「机の上の左にあるもの」を学んでいたかもしれません。

同じ機械、同じやり方なのに 自分があたえた写真が変わると まったくちがうものを学びます。

だから写真をもっととって教え直すとよくなったのです。新しい思いつきを入れたのではなく 材料を変えたのですね。1.3 で見た話が ここでも出てきます。

では その中では何が起きているのでしょう

重みが3,075こ合わさったと言いましたね。その重みは正確にはどこについているのでしょう。

次のチャプターでふたを開けます。

このチャプターのよりどころ

  1. 8 "New Navy Device Learns By Doing", The New York Times (1958-07-08)

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